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  • One day in the Laboratory, 2018 March.

大阪市立大学理学部物理学科・大学院理学研究科数物系専攻 重力波物理学・天体物理学研究室へようこそ。 本研究室では、宇宙を見る新しい目-重力波-を使った物理学・天体物理学の研究をおこなっています。また、日本の重力波望遠鏡KAGRAプロジェクトに関わり、重力波データの管理、較正から解析などをおこなっています。

重力波は非常に重くてコンパクトな天体、中性子星やブラックホールが激しく運動したときに効率的に放射されます。逆に重力波を観測すれば、中性子星やブラックホールといった天体の性質や重力の理論について知ることができます。2015年9月、アメリカの重力波望遠鏡LIGOが太陽の質量の30倍という重さの2つのブラックホールからなる連星が放射する重力波を捉えました。その後次々とブラックホール連星からの重力波が検出されています。2017年8月にはGW170817と呼ばれる、2つの中性子星からなる連星からの重力波が検出されました。20世紀中盤に電波、赤外線、X線、ガンマ線、ニュートリノによる天文学が始まり、宇宙背景放射、パルサー、クエーサー、銀河中心の超大質量ブラックホール、恒星の誕生、系外惑星、銀河間プラズマ、ガンマ線バースト、ニュートリノ振動など、多くの発見がありました。同様に、新しく始まった重力波物理学・天体物理学には今後大きな発展が見込まれます。KAGRAは、LIGO、Virgoとともに重力波天文学を強力に推し進めることが期待されています。